BUCK-TICK以外でも…有名ミュージシャンの「ネオ2世」芸能界で席巻する理由〈dot.〉

7月に第163回芥川賞に決まった小説『破局』の著者・遠野遥(29)が、実は有名ロックバンドBUCK-TICのボーカル・櫻井敦司の息子だったことがわかり、大きな話題となった。10月7日に発売された雑誌「文藝」(2020年冬季号)で親子対談が行われ、ここで遠野が櫻井の息子であることが初めて明かされ、広く知られることになったのだ。 「遠野さんはジリ貧状態にある文芸雑誌の中、いくつものヒット企画を手掛ける『文藝』の編集長が直接、担当しており、その才能が見込まれていました。今回、櫻井さんと親子であることがわかり、ファンや一般の方たちからも驚きを持って迎えられ、掲載号は重版がかかるほどの反響でした。小学生の頃から父の音楽を聞いていたという遠野さんは、BUCK-TICKのことを『ダークな世界観が確立されているバンドだなと思った』と評していたのが印象的でした」(出版社の文藝担当編集者)  遠野の場合、作家デビュー時に公表していたわけではなく、ほとんどの人は知らなかったであろう。しかし実は今、昭和・平成の売れっ子ミュージシャンの2世が続々と芸能界でデビューをし、各所で話題となっているのだ。